中学まで音楽経験皆無、歌詞も聞き取れない、ポップスも歌手もほとんど知らない——そんな いわゆる音楽のゴールデンエイジを逃した状態 から、高校入学のタイミングでアコギを買ってもらい、7年間 続けてきました。

結論から言うと、ギターは想像以上に難しいです。でも5〜7年続ければ「聞かせられる」ラインには届きます。音楽未経験から始める人向けに、7年かけてわかったことを、アコギ選び・練習の進め方・おすすめ機材とセットで書きます。

僕のバックグラウンド

  • 幼少期は音楽未経験(絶対音感などもなし)
  • 姉妹がピアノをやっていたので、楽器そのものへの興味はあった
  • それまではスポーツ系。高校で「音楽か芸術を」とギターを選んだ
  • 最初は 「数か月あれば引ける」 と舐めていた

ギターが異常に難しかった理由

guitar

よく「コードを押さえるのが難しい」と言われますが、個人的にもっとキツかったのは リズムをキープしながら歌う並列処理 でした。指はなんとかなっても、体がついてこない。1年経ってもコードは押せるが、リズムを保ちながら歌う には全く届かず、教材や YouTube を見ても「そもそも何をやっているのか」が分からない状態が続きました。

プログラミングなら 理解 ≒ できる になりやすい。でも音楽は 仕組みが分かっても体が追いつかない。時間制約もある。スポーツに近いが、スポーツより細かい——取り組んだ課題の中でダントツで難しかった、が正直な感想です。

上達のタイムライン(7年のリアル)

1〜2年目:絶望期

何度もやめようと思いました。コードは「なる」が、曲として成立させるには遠い。

3年目:ようやく「曲」になる

さよならエナジー を、なんとか曲として認識できるレベルまで持っていけたのが3年目くらいです。

この曲、初心者向けに見えて実は難しい。アップストロークで空振りさせる 感覚が要る。初心者は全部タイミング合わせに行きがちですが、大事なのは 一定テンポで腕を上下させ、空振りで鳴らさない 感覚。ここが3年目でようやく掴めました。

※この3年は、猛勉強というより 途切れない程度の習慣 が中心。本気で講師につけば、もっと短縮できた可能性はあります。

4年目以降:技法が増える

ストロークがある程度できると、カッティングアルペジオ を覚えていきました。個人的には アルペジオの方がストロークより簡単 だったです。ルート音を最初に鳴らせば、あとは大雑把でも曲として成立しやすい。

パーカッシブ(スネアを叩くような奏法)や、ストロークパターンのバリエーションも増やしていきました。

7年目:今

ある程度 聞かせられるレベル には来たと思います。それでも 脱初心者 とは言い切れない、が本音です。

「1年でうまくなる」YouTube は信用しない

YouTube に「ギター初心者が1年でここまで」系の動画は多いですが、かなりの割合で経験者が初心者のフリをしている 印象です。未経験から本当に1年であのレベル、は普通には無理。7年やって痛感しました。

音楽未経験の自分に今アドバイスするなら

当時の僕は ギターだけ で独学。今思えば遠回りでした。ギターの挫折率は高い(指が痛い・練習時間が削られやすい)。今から効率よく始めるなら、次の順番をおすすめします。

1. 最初は電子ピアノ / MIDI から(ギターと並行でも可)

リズムキープ音感 は、最初からギターで学ぶ必要はありません。鍵盤の方が音の高低が視覚的で、メトロノームと合わせた練習もしやすい。ここを先に固めると、ギター側の「歌いながら弾く」壁がだいぶ下がります。

2. 弦はできるだけ細いゲージ

細いほど指の痛みが少ない → 練習時間が確保しやすい → 続く。初心者ほどここを軽視しがちですが、挫折対策として効きます。

3. 教材(本・動画講座)を使う

独学だけより、カリキュラム付きの教材 や講師付きのサービスの方が早い。完全無料だけにこだわると、僕みたいに3年迷子になりやすいです。

4. ネックが剃っているギターは選ばない。

実は最近もともと使っていた初心者向けの3万円程度のギターからmorris w50に変えたんですよ。そうしたらネックの反りの問題なのか格段に引きやすくなりました。なのでギターを弾いていてなんか自分の思った音が出ないと感じた場合は一度ギター自体を疑ったほうがいいです。

結論

  • ギターはめちゃくちゃ難しい。上級者は本当に十年単位の話
  • それでも 音楽未経験から5〜7年 続ければ、そこそこ引けるラインには届く
  • 音楽は楽しい。苦しいときもギターがそばにある感覚は、続けたからこそのメリット
  • 逆に、他の習い事が「ギターに比べれば簡単」に感じるようになるのは、意外な副産物

初心者向けおすすめ機材

アコギ(最初の1本)

弦(細めゲージ・痛み対策)

リズム・音感トレーニング用

あると便利な小物

教材・本

免責: 記事内リンクはアフィリエイトリンクを含む場合があります。楽器・弦の選び方は手の大きさや好みで変わります。店舗で試奏できるならそれが一番確実です。